日本国内でライブ活動する上で一つのステータスとなるドーム公演。
そして、超人気者にしか許されない5大ドームツアーを行った歌手・アーティストを調べてみました。
5大ドームツアーを行った順に紹介していきます。
5大ドームとは
5大ドームは一般的に北海道、東京都、愛知県、大阪府、福岡県にあるドーム型の球場を指します。
まずはこのドーム球場をおさらいしていきます。
北海道:札幌ドーム
収容人数:約53,845人
ここが一番難易度高いです。これから紹介するミュージシャンたちも他の会場では2日間公演、3日間公演などと日程を組んでいますが札幌ドームだけ1日のみというのは珍しくありません。
2024年8月1日から2028年7月31日まで「大和ハウス プレミストドーム」の施設名称が使用
東京都:東京ドーム
収容人数:約57,000人
説明不要ですね。ちなみに東京ドームで一番数多くライブをしたミュージシャンは「嵐」で88回です。TOP5全部ジャニーズです。
東京ドームで初の単独ライブを行ったミュージシャンはローリングストーンズのミック・ジャガーでした。
愛知県:バンテリンドーム ナゴヤ
収容人数:約49,427人
以前は「ナゴヤドーム」という名称でしたが筋肉痛とかに使うバンテリンの会社「興和」が命名権を取得して「バンテリンドーム ナゴヤ」になりました。契約期間は2021年1月からの5年間の予定。
大阪府:京セラドーム大阪
収容人数:約45,000人
以前は「大阪ドーム」という名称でしたが京セラが命名権を取得して2006年から「京セラドーム大阪」となりました。
福岡県:みずほPayPayドーム福岡
収容人数:約52,500人
福岡ドーム→福岡 Yahoo! JAPANドーム(通称:ヤフードーム)→福岡 ヤフオク!ドーム(通称:ヤフオクドーム)→福岡PayPayドーム(通称:PayPayドーム)→みずほPayPayドーム福岡というように名称が変わっています。
アーティスト一覧
- 西暦はツアーのスタート年数なので年を跨いでるツアーもあります。
- 5大ドームに西武ドームを含む6大ドームツアーをやってる歌手もいますが今回は西武ドームの存在は無視します。
SMAP
- 2001年 – SMAP’01 “pamS Tour”
- 2002年 – SMAP’02 “Drink! Smap! Tour”
- 2005年 – SMAPとイク? SMAP SAMPLE TOUR FOR 62DAYS.
- 2006年 – Pop Up! SMAP – 飛びます! トビだす! とびスマ? TOUR
- 2008年 – SMAP 2008 super.modern.artistic.performance tour
- 2010年 – We are SMAP! 2010 SMAP CONCERT TOUR
- 2012年 – GIFT of SMAP -CONCERT TOUR’2012-
- 2014年 – Mr.S -SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR-
日本で初めて5大ドームツアーを行った歌手。最後のツアーは年明けの2015年の1月に完走しましたが、同年12月に解散となりました。
GLAY
- 2001年 – GLAY DOME TOUR 2001-2002″ONE LOVE”
- 2005年 – GLAY 10th Anniversary Year FinalGLAY DOME TOUR 2005 “WHITE ROAD”
GLAYはこれくらいの時期に前の事務所と裁判沙汰になり、メディア露出が下がりました。
KinKi Kids
- 2002年 – KinKi Kids Dome F Concert 〜Fun Fan Forever〜
- 2003年 – KinKi Kids Dome F Concert 〜Fun Fan Forever・永遠のBLOODS〜
名前を分けていますが、2つの5大ドームツアーではなく、1つめの追加公演という形になります。
桑田佳祐
- 2002年 – 桑田佳祐全国ドームツアー2002 「けいすけさん、色々と大変ねぇ。」
- 2017年 – 桑田佳祐 LIVE TOUR 2017「がらくた」
- 2022年 – 桑田佳祐 LIVE TOUR 2022「お互い元気に頑張りましょう!!」
2010年にも5大ドームツアーを予定していましたが病気療養のためツアーを中止。
桑田佳祐名義でのライブは220公演ほどやっていますが、40公演くらいはパシフィコ横浜です。
B’z
- 2003年 – B’z LIVE-GYM 2003″BIG MACHINE”
- 2006年 – B’z LIVE-GYM 2006″MONSTER’S GARAGE”
意外に少ないと感じる方も多いと思います。B’zだけではないですが関東だけ東京ドームではなく、更にキャパの大きい日産スタジアムや国立競技場などの会場を選択しているアーティストもいます。
MISIA
- 2004年 – MARS AND ROSES THE TOUR OF MISIA 2004
一番以外だったのがMISIAです。女性ソロアーティストでは初の5大ドームツアーですね。
サザンオールスターズ
- 2005年 – SOUTHERN ALL STARS Live Tour 2005 みんなが好きです!
- 2015年 – サザンオールスターズ LIVE TOUR 2015 「おいしい葡萄の旅」
- 2019年 – サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019 「“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!」
2019年のツアータイトル凄いです。
Mr.Children
- 2005年 – MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 “I ♥ U”
- 2009年 – Mr.Children DOME TOUR 2009 ~SUPERMARKET FANTASY~
- 2012年 – MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012
- 2015年 – Mr.Children Stadium Tour 2015 未完
- 2017年 – Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25
- 2019年 – Mr.Children Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”
Wikipediaによると初の5大ドームツアー時のチケット料金は7,875円だったそうです。2019年のツアーは8,640円。
嵐
- 2008年 – ARASHI Marks 2008 Dream-A-live
- 2009年 – ARASHI Anniversary Tour 5×10
- 2010年 – ARASHI 10-11 TOUR “Scene”〜君と僕の見ている風景〜
- 2012年 – ARASHI LIVE TOUR Popcorn
- 2013年 – ARASHI Live Tour 2013 “LOVE”
- 2014年 – ARASHI LIVE TOUR 2014 THE DIGITALIAN
- 2015年 – ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism
- 2016年 – ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?
- 2017年 – ARASHI LIVE TOUR 2017-2018
- 2018年 – ARASHI Anniversary Tour 5×20
規模も公演数もずば抜けています。2018年から始まった活動休止前最後のツアーは全て5大ドームで全50公演です。
5×20は「ファイブ バイ トゥウエンティー」と読みます。
EXILE
- 2008年 -EXILE LIVE TOUR “EXILE PERFECT LIVE 2008”
- 2011年 -EXILE LIVE TOUR 2011 TOWER OF WISH 〜願いの塔〜
- 2013年 -EXILE LIVE TOUR 2013 “EXILE PRIDE”
- 2015年 -EXILE LIVE TOUR 2015 “AMAZING WORLD”
- 2018年 -EXILE LIVE TOUR 2018-2019 “STAR OF WISH”
EXILEは2020年に卒業したATSUSHIが限定復活を経て2022年に完全復活になりました。
小田和正
- 2011年 -KAZUMASA ODA TOUR 2011″どーも どーも その日が来るまで”
東北地方太平洋沖地震の影響で大半の公演が延期となり、一部公演は中止となったツアーです。
札幌ドームは台風12号の影響で、30分遅れで開演しました。
関ジャニ∞
- 2011年 – KANJANI∞ 五大ドームTOUR EIGHT×EIGHTER おもんなかったらドームすいません
- 2013年 – 関ジャニ∞ LIVE TOUR JUKE BOX
- 2014年 – 関ジャニズム LIVE TOUR 2014≫2015[
- 2015年 – 関ジャニ∞リサイタル お前のハートをつかんだる!!
- 2016年 – 関ジャニ’sエイターテインメント
- 2017年 – 関ジャニ’sエイターテインメント ジャム
- 2018年 – KANJANI’S EIGHTERTAINMENT GR8EST
- 2019年 – 十五祭
メンバーの安田章大がサングラスをしている理由は、2017年に脳腫瘍の一つである「髄膜腫」の摘出手術を受けた後遺症。色付き眼鏡がないと日常生活に支障をきたしてしまうようなので変な勘違いしないように。
EXILE TRIBE
- 2012年 – EXILE TRIBE LIVE TOUR 2012 〜TOWER OF WISH〜
- 2014年 – EXILE TRIBE PERFECT YEAR LIVE TOUR TOWER OF WISH 2014 〜THE REVOLUTION〜
「EXILEと何が違うんだ?」と感じる方もいると思いますがEXILEファミリーがたくさん出るよって認識で問題ありません。
2023年1月現在、from EXILE TRIBEがつくアーティストは8組います。
安室奈美恵
- 2012年 – namie amuro 5大ドーム TOUR 2012〜20th Anniversary Best〜
- 2018年 – namie amuro Final Tour 2018〜Finally〜
2度の5大ドームツアーを成功させている唯一の女性アーティスト。ソロアーティストの単独ツアーとしては最多動員記録。
AKB48
- 2013年 – AKB48 2013真夏のドームツアー ~まだまだ、やらなきゃいけないことがある~
既に卒業を発表していた篠田麻里子・秋元才加・板野友美の卒業セレモニーも同時開催。
色んなAKBグループがたくさん出てきたツアー。
福山雅治
- 2014年 – FUKUYAMA MASAHARU WE’RE BROS. TOUR 2014 HUMAN
桑田佳祐に負けず劣らずパシフィコ横浜大好きアーティスト。
全ライブの約5分の1がパシフィコ横浜です。
DREAMS COME TRUE
- 2015年 – 史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2015
- 2023年 – 史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2023
「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND」このコンセプトのライブは4年に1度の開催ですが今年はやるんでしょうか。
2019年に東京ドームを除く4大ドームでも開催しています。その時の関東公演はさいたまスーパーアリーナです。
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
- 2015年 – 三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2015 “BLUE PLANET”
- 2016年 – 三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2016-2017 “METROPOLIZ”
- 2019年 – 三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2019 “RAISE THE FLAG”
2019年から「三代目 J Soul Brothers」から「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」に変わっています。
EXILE ATSUSHI
- 2016年 – EXILE ATSUSHI LIVE TOUR 2016 “IT’S SHOW TIME!!”
ATSHUSHI from EXILE TRIBEではなく、EXILE ATSUSHIです。EXILEが苗字のようなものでしょうか。
星野源
- 2019年 – 星野源 DOME TOUR 2019 『POP VIRUS』
男性ソロアーティストでは5人目の5大ドームツアー達成者。
GENERATIONS from EXILE TRIBE
- 2019年 – GENERATIONS LIVE TOUR 2019 “少年クロニクル”
2022年9月にメンバーの関口メンディーが「メンディーー」に改名したことを報告。発音は「メンディーィー」だそうです。
2023年1月25日に改名を撤回。「関口メンディー」に戻りました。
AAA
- AAA DOME TOUR 15th ANNIVERSARY -thanx AAA lot-
2020年に開催予定でしたが新型コロナウイルスの感染拡大を受け約1年延期となった活動休止前のドームツアー。5大ドーム以外ではメットライフドーム(西武ドーム)でも開催。
Nissy(西島隆弘)
- 2022年 – Nissy Entertainment 4th LIVE 〜DOME TOUR〜
AAA(トリプルエー)のメンバー。日本人男性ソロアーティストとしては史上最速の5大ドームツアー。
慈善活動にも積極的。
back number
- 2023年 – back number “in your humor” tour 2023
2023年3月から予定されているバンド初の5大ドームツアー。この時期に全て土日ってことは、かなり前から会場を抑えていたことが予想されます。
ONE OK ROCK
- 2023年 – ONE OK ROCK 2023 LUXURY DISEASE JAPAN TOUR
追加公演で札幌ドームが発表されました。こちらも正確にはベルーナドームを含めた6大ドームになります。
King Gnu
- 2024年 – THE GREATEST UNKNOWN
5大ドームツアーとしては日本のバンド史上歴代最速
Snow Man
- Snow Man Dome Tour 2024 RAYS
9つの光線が世界を旅しながらライブパフォーマンスを繰り広げるというコンセプト
SixTONES
- YOUNG OLD
2025年1月24日からツアースタート
28組の歌手・アーティストが5大ドームツアー
28組の中でグループでもソロでも5大ドームツアーを成功させたのは桑田佳祐(サザンオールスターズ)、EXILE ATSUSHI(EXILE)、Nissy(AAA)の3人だけです。
4大ドームはイケるけど5大ドームは難しい
日本の音楽業界において、全国主要都市のドーム球場でライブを行う「ドームツアー」は、アーティストの成功の指標の一つとなっています。中でも、札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の5大都市を巡る「5大ドームツアー」は、アーティストにとって大きな目標であり、その達成はトップアーティストの証とも言えるでしょう。
しかし、実際には、札幌ドームを除く4大ドームツアーを開催したアーティストは数多くいるものの、札幌ドームを含めた5大ドームツアーを成功させたアーティストは、4大ドームツアーに比べると、依然として少ないのが現状です。 これは一体なぜなのでしょうか?
ドーム球場の利用スケジュール問題
まず、ドーム球場の利用スケジュールという問題があります。ドーム球場は、その名の通り、主にプロ野球チームの本拠地として利用される施設です。そのため、アーティストがライブを開催できるのは、基本的にプロ野球のシーズンオフである11月から2月頃に限られてしまいます。この限られた期間に、各アーティストがドーム規模の公演スケジュールを調整し、全国各地の会場を抑えるのは容易なことではありません。特に、人気アーティストの場合は、スケジュール調整はさらに困難を極めます。
札幌(大和ハウス プレミス)ドームの難しさ
いくつかのケースでは、アーティストが札幌ドームでライブを開催しながらも、関東圏では東京ドームではなく、日産スタジアムや国立競技場といった、東京ドーム以外の巨大スタジアムを選択しているパターンも見受けられます。これは、東京ドームのスケジュールが既に埋まっている場合や、より多くの観客を動員したいというアーティスト側の戦略など、様々な理由が考えられます。しかし、いずれにせよ、東京ドームを含む首都圏での公演は、集客面で安定した成功が期待できるのに対し、札幌ドームはそうとは限りません。
北海道という地域特性も、札幌ドームでのライブ開催を難しくしている要因の一つです。広大な土地に人口が分散している北海道では、数万人規模の観客を一つの会場に集めるのは、他の大都市に比べて難易度が高いと言えるでしょう。特に、冬の北海道は厳しい寒さと積雪に見舞われるため、遠方からのアクセスが困難になる場合もあります。これらの要素が、アーティストや興行主にとって、札幌ドームでのライブ開催に慎重な姿勢を取らせる要因となっているのです。
ベルーナドームを選択するアーティスト
そして、このような集客の見込みが難しい札幌ドームを避け、あえて埼玉県所沢市にあるベルーナドーム(西武ドーム)を選択するアーティストも存在します。 ベルーナドームは西武ライオンズの本拠地であり、東京ドームに比べて都心からのアクセスは劣るものの、首都圏に位置しているため、一定の集客が見込めます。結果的に、5大ドームツアーの札幌公演の代替地として、ベルーナドームが選ばれるケースが出てきているのです。
コメント
コメント一覧 (3件)
近々日向坂46も達成するんだろうな
GLAYは5大ドームも凄いが、EXPO2001がやべえわ。20万人ライブばかり語られるけど
東京スタジアム10万人(2days)
北海道石狩ライブ10万人
北九州8万人(深夜)
すとぷりは??